変人になりたい。(1)

変人になりたい。

ずっとそう願っていたのかもしれない。
他人とは違うんだ。俺は俺だ。
俺は俺にしか出来ないことがある。
そう、何か特別な使命や、俺にしか見えない何かが。

きっとそれはあるかもしれない。
でも本当はそんなことはもうどうでもよかった。

ドラマチックな人生は待ち受けているものではなく
築きあげるものだった。
それを作っていくには、手放し難い大事なものも捨てていくことも迫られる。
全部抱えながら前に進めたら、大事なもの全部背負って歩けたら。
そう出来たらと願いながらも、それは無理なんだと現実が耳元でささやく。

変人になりたい。

なれたのかもしれない。周りはそう見ているかもしれない。
俺にしかできない表現をしてきたつもりだ。
俺だけが思いつくことをしてきたつもりだ。
そしてそんな俺を愛してくれる人、
慕ってくれる人とも出会えた。

だけどそこから生まれたのは、そんな自分でなければ
誰からも求められないのかもしれないとゆうジレンマだった。

今の俺自身が、俺の心のままに生きているのか、
正直なところ、よくわからない。

好きとゆう気持ちはなるべくシンプルにしたほうがいい。
~だから、とか、前置詞が必要な行為には限界がある。
答えだけで、それが答えになるのが、本懐とゆうものかもしれない。

好きだから、好きだ。

そんな気持ちで絵に惚れた。そんな気持ちで歩み始めたはずだ。
そんな気持ちで人を好きになって、好きを伝えていけば、
みんなで幸せになれると思っていた。

絵も人も、好きを込めれば返事が返ってくる。
“わたしも好き”“ありがとう”“わたしはこう思うの”

絵も人も、意思を持って向かってくる。

俺が変人に向かって歩いているのかはわからない。
ただ、向かってくるこれらの意思から逃げたくない。
それが、俺が自分で始めたことに対する、
向き合い方。

人も絵も、ただ大事にしたいなあ。

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RYU-SEI
囚人番号010 RYU-SEI 冷静な特攻隊長 目の前にあるものは切り捨てる 細密なドローイングを得意とする。 専門学校でマンガ家になるための勉強をしていたが 卒業後、もっと自分らしい表現をしたくて 展示活動を開始。アートの世界へ入る。 HP:http://yonsen4000plus1.jimdo.com/
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