変人になりたい(3)

俺は、変人になりたいと、
人とは違う存在になりたいと思ってました。
何か特別なのものに。
 
でもそれはおかしな話でした。
俺はすでに、周りの人とは違うし、
俺は俺であり、他の誰かではない。
すでに特別な存在でした。

みんなそうで、
ひとりひとり違う考え、
違う存在。
みんな最初から特別でした。
それを大事に想い、
大切に自分を育てたか、
その差はきっと自分と他人で出てくる。
でもそれも、みんながひとりひとり唯一無二で、
力を持っているからだ。
人が自分に無い物を羨むのでなく、
自分にまず何ができるかを考え動くことでした。
そして相手を尊び敬うことだった。

本当に当たり前のことだったはずなのに、
すっぽり抜け落ちていた。

それをある人が教えてくれました。

ああそこにあったのぉ?!ってくらい今、
スッキリしてる。

俺たちはみんな変で当たり前。
何故かいつの間にか、(ふつう)が
俺たちの周りを蔓延りはじめる。

いつもオンリーワンだったはずなのに、
自分とは異質なものに怯える。恐れる。

今とても安堵できた。

ただ憧れていたんだ、
自分とは違うものをもつ人に。

俺もこの前、
(ずっと憧れの人だったんだよ)
って言ってくれた人がいた。

(俺もずっとお前に憧れてたんだよ。)
って俺は言った。

同じ目線でただお互いを認め合えば、
もっと早く仲良くなれたんだなって。
今更近づけた。

変人だとかどうでもいい。
ならなければとかどうでもいい。

変に穿った目で周りを見ていた気がする。
みんな俺をまっすぐ見ていただけだった。
 
ああもう、ようやく前を向けた気がする。

 
新たな俺のはじまりはじまり。

(変人になりたい)は今回で終了。

また次回を乞うご期待~

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RYU-SEI
囚人番号010 RYU-SEI 冷静な特攻隊長 目の前にあるものは切り捨てる 細密なドローイングを得意とする。 専門学校でマンガ家になるための勉強をしていたが 卒業後、もっと自分らしい表現をしたくて 展示活動を開始。アートの世界へ入る。 HP:http://yonsen4000plus1.jimdo.com/
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